椿山 乙川優三郎

 文藝春秋 2001 文庫

 権力に屈している親を見て、あのようにはなりたくない
 主人公は立志し、勉学に励み、偉くなろうとする。
 偉くなるために少々の仲間の腐敗も許した。
 感覚が出世するにつれて、役人に染まっていく。
 何時の間に、主人公が若者から嫌悪される立場にいる。
 どうする。主人公!!

 すごいよ!!
 乙川さん、
 人間は環境によって変化するものである。
 初心、が変わっていく過程。
 普遍的な作品であった。
 おすすめ!!




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